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建通新聞社
2014/10/10

【大阪】千里藤白台民活PJ実施方針 2月にも公告

大阪府住宅まちづくり部は、府営千里藤白台住宅第2期民活プロジェクトの建て替え計画で、配置戸数を420戸に決めた。併せて、PFI法に基づく実施方針を公表。早ければ2015年2月に総合評価方式による一般競争入札を公告し、6月に事業者を決定する。20年度の完成を目指す。
 同民活プロジェクトは、千里藤白台住宅の敷地内の東側約5・8f(西側が1期区域)のうち、余剰地約2・6fを除く3・2fが事業範囲となる。2期区域は、南北二つのブロックからなり、各ブロックに設ける第1工区と第2工区に府営住宅の新住棟を建設する。
 鉄筋コンクリート造4〜5階建ての既存住棟14棟(448戸)を建て替える計画で、新住棟の配置戸数に全420戸を見込む。うち北ブロックの第1工区に112〜127戸、第2工区に45〜60戸の計172戸、南ブロックの第1工区に128〜142戸、第2工区に106〜120戸の計248戸を想定する。
 新住棟の階数は、最高で10階建てを検討。別に集会所の整備も求める。
 また、北ブロックの第2工区の一部は活用用地として位置付け、事業者が取得し、まちづくりに資する施設を建設することになる。
 千里藤白台住宅は吹田市藤白台1〜3丁目で、阪急北千里駅の東側に位置。全1128戸の管理戸数を2期に分け建て替える計画で、1期事業の新住棟が9月末に完成し、2期事業に移る。
 今後は、2期区域の第1工区にある既存住棟の解体工事を年内に着手し、15年3月末までに完了させる。施工は1期事業者が行う。このほか、特定事業として選定するため、費用対効果(VFM)の算定や活用用地の導入施設の検討を進める。
 なお、2期事業で発生する余剰地約2・6fについては、事業完了後に府が売却する。内訳は北ブロック内に0・6fの1カ所、南ブロック内に0・4fと1・6fの2カ所となっている。