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日本工業経済新聞社(山梨)
2014/10/10

【山梨】リニア駅メイン通り整備

 リニア中央新幹線の山梨県駅(甲府市大津町)のメーン通りとなる甲府市道を「(主)甲府中央右左口線」として県が改良拡幅する事業が、9日に開かれた県公共事業評価委員会の事前評価で「事業化が妥当」と採決された。同線は、中央自動車道に設置される(仮)甲府中央スマートICと駅南側を走る新山梨環状道路を結ぶ路線でもあり、スマートICと同路線、さらには駅の南北に計画されている駐車場を結ぶ連絡道路も整備する。

 改良拡幅する道路は延長500m、幅員13m(28m)。スマートIC連絡道路は幅員3・5m(5m〜5・5m)。
 評価委員会で計画が了承されたことを受け県道路整備課では同路線を事業化。
 本年度から測量、調査、設計を進め、2015年度と16年度には用地取得も行い、17年度から19年度まで工事を進める。スマートICの供用開始目標は19年度。その後は、駅南北に整備予定のパーク&ライド駐車場までの道路整備をリニア開業予定の26年度までに行う計画。
 同路線は以前から中央道と新山梨環状道路を近い距離で結ぶ道路として計画していたが、本年8月に甲府中央スマートICの設置が許可されたためスマートICへのアクセス道路として、さらにリニア工事計画も国へ提出されたため、駅のメーン通りとしても整備着手を計画。また、駅周辺の駐車場と一体化した道路整備も計画した。
 総事業費は約28億円(国費18・2億円、県費9・8億円)。
 計画では、駅予定地の東側を南北に走る甲府市道を県道にして改良する。延長は500mで、幅員は、現在の片側1車線(歩道なし)の7・5mを片側2車線(両側に自転車歩行者道を設置)の28mに拡幅する。スマートIC連絡道路については、料金所と改良道路、駅駐車場を結ぶ。
 評価委員会で県は、同路線の費用対効果(B/C)について、費用(C)が3・9億円、便益(B)が8・3億円で2・1となり便益が費用を上回ると説明。
 事業環境についても、スマートICが事業化され、リニアも工事計画が申請されており、駅周辺整備についても県の検討委員会で議論が進んでいることを説明。その結果、委員会では「事業化が妥当」と判断した。
 同路線の周辺は水田地帯で、県によると用地について地権者などからさまざまな意見を聞いている段階という。
 甲府中央スマートICは、中央道の本線直結型として東京方面、長野方面とも出入口(4車線)を設ける。本線から料金所までは中日本高速道路鰍ェ、料金所から一般道までは県が整備する計画で、現在は施行区分や費用負担、用地買収などを協議している。