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日本工業経済新聞社(茨城)
2014/10/16

【茨城】鹿島港の外港地区で防波堤整備

 県土木部港湾課は、茨城港における各港区の情勢を県地方港湾審議会の中で説明した。そのうち鹿島港では、外港地区で防波堤の整備を進めていく一方、津波対策として防潮堤の整備を北公共埠頭地区や南公共埠頭地区で本格化させる。事業者による大規模洋上風力発電の準備も進む。
 鹿島港は、国内最大級のコンビナートの海上輸送基地として、鹿島臨海工業地帯を支える港。震災からの復旧では、岸壁および埠頭用地などをすべて完了している。
 外港地区では水深14mの耐震強化岸壁が前年4月に供用。さらには津波対策として防潮堤の整備計画が進められている。
 トピックスとして、大規模洋上風力発電が来年度着工に向けて事業者により進められるほか(2017年度に一部発電開始の予定)、新日鐵住金鹿島製鐵所が40万t級の超大型原料輸送船(バーレマックス)が6月に初入港。
 また鹿島港は、外港地区がまだまだ防波堤で囲まれていない状況。そのため南防波堤、それから中央防波堤の整備を急いでいく。
 そのほか社総交(社会資本整備総合交付金)を活用した防潮堤の整備を南公共埠頭地区や北公共埠頭地区で今後進めていきたい考え。