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建通新聞社(岡山)
2014/10/20

【岡山】資格要件や審査基準改正へ 岡山県16・17年度参加資格申請

岡山県は、ことし6月の建設業法の一部改正への対応や建設業の持続的発展に必要な人材の確保や育成などの観点から、2016・17年度分の県建設工事の入札参加資格審査申請における資格要件や審査基準を改正する。15日開かれた県議会の土木委員会で公表した。
 16・17年度の県工事入札参加資格(有効期間16年6月1日から18年5月31日)の審査申請は、12月上旬から受付開始の予定。11月上旬に「申請の手引」を公表し、12月上旬以降に経営事項審査に併せて16年2月中旬まで受け付けというスケジュールとなる。
 入札参加資格審査における総合点数の算出は、客観点数:経営事項審査の点数+主観点数@工事成績A指名停止等B監督処分C会計検査D舗装業者(工事施工能力審査)E技術研修等の受講F社会地域貢献(エコアクション21・障害者雇用・人材確保)−などを点数化=総合点数。総合点数により各参加者の格付(ランク)が決定する。
 主な改正内容は次の3点。
 @建設業法の一部改正(業種追加)に伴う対応―改正法の施行日(公布日の14年6月4日から2年以内で政令で定める日)時点で、とび・土工工事業の許可を受けて解体工事業を営んでいる建設業者については、改正法の施行日から3年間に限り、とび・土工工事業の入札参加資格を有していれば、解体工事業の入札参加資格を有するものとする
 A建設業の人材確保に向けた労働条件の向上―社会保険等(健康保険、厚生年金保険、雇用保険)に加入していることを入札参加資格審査申請者の資格要件に加える(加入義務のない業者を除く)
 B人材確保と育成に向けた主観点数の加点―技術研修等の受講、人材確保の対応評価。