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日本工業経済新聞社(山梨)
2014/10/21

【山梨】リニア駅周辺の産業ゾーンコンセプト

 県産業労働部は、リニア駅(甲府市大津町)の東南側に配置を構想している産業振興機能について、「生涯健康寿命のためのサイエンスパーク」を基本コンセプトに、健康寿命研究センターやインキュベーションセンター、MICE(多くの集客が見込まれ、経済効果の大きいビジネス関連イベント)や教育学習施設などをイメージしていることを、県リニア駅周辺整備検討委員会に提示した。
 産業振興機能の検討の視点は@リニア効果の全県的な波及A県や国の成長戦略B県内の産業振興―など。これを基本に、未曾有の超高齢社会に対応し、駅周辺の山梨大学や県工業技術センター、県内の地域資源との連携で相乗効果を発揮する機能をもたせることを想定している。
 そのため、基本コンセプトを「生涯健康寿命のサイエンスパーク」とし、生涯健康寿命を実現するための製品やサービス、システムの研究拠点とする。
 具体的な構成施設としては@健康科学や医療、予防などの「健康寿命研究センター」A健康関連の医療機器の研究や医療・介護サービスの研究などを行う「インキュベーションセンター」B前記のセンター関連の教育学習施設やMICE対応施設C温泉や健康関連施設のインフォメーションや交通結節点としての「コンシェルジュセンター」ーをイメージしている。