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建通新聞社(神奈川)
2014/10/22

【神奈川】橋梁添架管点検、官民でカメラ機材を協同研究

 横浜市水道局は、点検作業が困難な橋梁添架管を点検するカメラなどの機材を開発するため、民間企業と連携して共同研究を開始する。このほど「橋梁添架管の点検に関する研究開発」をテーマに共同研究の相手方の募集を開始。11月17日まで応募を受け付ける。
 水道局が維持管理する橋梁添架橋の全周・全延長をリアルタイムで点検しつつ、腐食などが分かる水準で撮影・録画する機材を開発する。主な条件は、▽点検に掛かる費用が少ない▽操作が容易▽道路使用許可などの事前協議が簡易―など。
 11月末までに相手方を選定して協定を締結し、12月〜2015年3月に研究を行う。研究費の総額は200万円で、費用負担割合を50%とする。
 橋梁添架管の維持管理は、現在目視で点検し必要な修繕を行っている。しかし橋梁の下に架設されている管の場合は、管上部の点検が困難なのが現状。点検しにくい箇所が老朽化し漏水が発生すると、重大な事故につながったり、断水して修繕する必要があったりする。
 そこで、管を細部まで点検しながらその場で簡単に静止画像や動画を撮影できる機材を開発することとし、今回、共同研究を行う民間企業を募集する。研究の成果を実用化し、添架管の事故を未然に防ぎたいとしている。
 問い合わせ先は人材開発課。