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建通新聞社(静岡)
2014/10/27

【静岡】静岡市 上期契約は426件222億円

  静岡市は、2014年度4〜9月までの上半期入札・契約状況についてまとめた。建設工事の契約件数は426件で契約額は約222億円。13年度同期と比較して契約件数で30件、契約額では約93億円の増加となった。平均落札率は89・81%で、13年度に比べ約1・9ポイント上がっている。また、14年度はこれまで低入札価格調査を実施していない(13年度は2件で発生率2・1%)。予定価格の事後公表については、13年度同期の19件に対し14年度は168件となっている。
 一方、建設業関連業務委託の契約件数は355件、契約額は約18億円で、13年度より契約件数で67件、契約額で約4億円増えている。また一般競争入札について、14年度は上期に150件実施した(13年度は124件)。
 建設工事の平均落札率は12年度が86・16%、13年度が87・93%、14年度は89・81%と上がっている。14年度9月までの主要5工種の契約件数と落札率をみると、土木一式が257件、89・83%。建築一式が31件、92・58%。電気が31件、89・39%。管が13件、95・88%。舗装が54件、86・96%となっており、管工事の落札率が最も高く、最も低いのは舗装工事という結果となった。
 426件の発注方式別の内訳は、一般競争入札が379件、指名競争入札が47件、随意契約は0件。一般競争入札のうち総合評価方式は148件、契約額は約180億円、件数で39・1%、金額では83・6%を占める。なお、最低価格者以外が落札した逆転件数は69件、逆転率は46・62%となった。
 14年度の低入札価格調査はこれまで0件で、減少の要因は、配置予定技術者と追加技術者の両者に同種・同規模の完成実績および発注工種に関する平均点以上の実績を求めたこと。配置予定技術者と追加技術者は現場代理人を兼任できない。追加技術者は専任とするなど低入札対策を講じた成果と市は分析している。
 同額くじにより落札決定した案件は、一般競争入札で73件、指名競争入札で2件の合わせて75件で全体の約17・6%。
 予定価格の事後公表について、14年度は168件を実施、一般競争入札の落札率は89・26%。事前公表の落札率は89・44%でほぼ同率となっている。
 建設業関連業務委託355件の発注方式別契約状況は、一般競争入札が150件、指名競争入札が201件、随意契約が4件。平均落札率は88・31%となっている。
 業種別の契約件数と契約額、落札率をみると、測量が58件で1億4700万円、83・47%。建築関係コンサルタントが13件で1億5000万円、78・30%。土木関係コンサルタントが178件で11億5000万円、89・77%。地質調査が40件で1億5200万円、87・13%。補償が66件で1億5900万円、91・29%。
 平均落札率は12年度が88・14%、13年度が86・22%。13年度に比べて約2・1ポイント上がった。補償の落札率が最も高く、最も低いのは建築関係コンサルタントだった。
(2014/10/27)

建通新聞社 静岡支社