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北海道建設新聞社
2014/10/29

【北海道】開発局発注工事の落札率が上昇−一般土木は92.8% 

 北海道開発局が発注した2014年度上半期(4―9月)の工事落札率は、一般土木が92.8%、舗装が91.1%といずれも前年度同期に比べ1ポイント以上上昇した。開建別では、一般土木が小樽で4.2ポイント、旭川で2.1ポイント高くなるなど、各地で上昇幅が大きくなっている。
 開発局が公表する入札結果を契約ベースで集計した。
 14年度上半期は前年度同期比25%減の約1674億円を契約。このうち一般土木は約1146億円、舗装は約152億円でいずれも24%減少し、大幅減となった。大きく減少したのは契約ベースで集計したため。13年度末に発注が順調に進んだゼロ国債は含まれない。
 前年度はゼロ国債の執行が遅れ、設定額の大半を4月以降に契約したことから、14年度上半期の契約額は大幅に落ち込む格好となった。なお、支払いベースの契約額は約2500億円程度。減少幅は10%減程度で契約ベースに比べると減少幅が小さい。
 落札率は、随意契約を除く工事を集計した。一般土木は1.3ポイント上昇し92.8%、舗装は1.5ポイント上回る91.1%だった。開建別に見ると、舗装は全ての部局で、一般土木は函館を除き上昇している。
 一般土木を事業別に見ると、河川が90.2%(前年度同期89.7%)、道路が94%(92.2%)、農業が93.9%(93.4%)、漁港が92.5%(89.9%)、港湾が92.5%(91%)などで、全ての事業で上昇した。