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日本工業経済新聞社(群馬)
2014/10/31

【群馬】電線地中化は三俣で来年度も工事

県前橋土木事務所は、無電柱化に向け、前橋市の古市町と三俣町で電線共同溝整備事業を進めている。また、新たに群馬大学付属病院前の主要地方道前橋箕郷線でも計画している。今月中に古市町の車道横断管路敷設工事を発注し、本年度内の事業完了を目指す。他方、三俣町では、来年度も引き続き工事の促進を図るほか、前橋箕郷線では現在作成中の予備設計を基に、計画の策定へと取り組む考え。
古市町で進めている電線共同溝整備は、主要地方道前橋高崎線の古市町交差点から以東L300m区間が対象。すでに両側の歩道下へのボックスと電線などを通す管路は施工済みとなっており、今月発注予定の車道横断管路工事で、管路および特殊部の設置が完了する。その後は、電力会社や通信会社などのケーブルを地中へ振り替えてから抜柱し、歩道の舗装と車道部の再舗装を行い事業完了となる。このため、年度末ころに路線南側の舗装工が発注となりそう。北側については、すでに舗装が完了している。
他方、三俣町で実施している主要地方道前橋大間々桐生線の無電柱化は、三俣町交差点から以東L1・1qの両側歩道下で整備を進めている。2013年度より東側から路線南側のL580mに着手し、本年度も路線南側の残るL480m区間を発注しており、これから着工する。事業費の状況によるが、来年度も予算が確保されれば、今度は路線北側のL500〜600mの工事発注を見込む。
新たに無電柱化を計画している主要地方道前橋箕郷線では、国道17号との交差点から以西L1・1q区間が対象で、群馬大学付属病院の前を通過し、大渡橋手前にある岩神町交差点までの両側歩道下へ電線共同溝を整備する。本年度は予備設計を作成しており、入溝予定者との打ち合わせや概算事業費の算出などに取り組んでいる。まだ事業化となっていないため、今後のスケジュールは流動的だが、予算などが確保できれば、来年度から詳細設計に着手する可能性もある。区間中には広瀬川を跨ぐ稲荷橋が架設されているが、無電柱化を進めるにあたり、歩道内部に設備を埋設することとなりそう。