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日本工業経済新聞社(山梨)
2014/11/07

【山梨】甲府市自治会連合会 リニア整備に地元意見を

 甲府市自治会連合会(斎藤伸右会長)は、来年度の市政に対する要望書を宮島雅展市長に提出した。要望は全部で19項目。
 同項目のうち、リニア新駅関連については県に対して、@新山梨環状道路に直結する取り付けを最優先に施工できるよう、具体的な日程の明示Aリニア駅と観光地を結ぶ道路整備の推進B新駅周辺の定住人口確保のため、労働者が定着できるまちづくりの推進−などを要望した。
 また悠遊館の建設については、地域活動の拠点として建設要望が提出されている地区に、建設用地の確保を含め、積極的な対応をもとめた。
 自治会集会所の建設では、すべての自治会に建設出来るよう、建設費補助金の増額と建設用地購入に対する補助制度の設置のほか、耐震改修費の補助率および限度額の引き上げを要望した。
 青少年を巻き込んだ犯罪で防犯カメラの映像解析が事件の早期解決につながった事案が多いことから、通学路を中心に必要な箇所への設置。さらに通学路への「ガードレール」や「グリーンベルト」などの設置をもとめた。
 このほか、甲府城周辺の整備については、全体像が分かりにくいことから、県民会館や甲府税務署跡地を含めた全体像の実施計画公表を要望した。
 同要望書について斎藤会長は「市当局と更なる連携を図り、地域の特性を活かした住みよいまちづくりを目指し、積極的に取り組む」と述べた。