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福島建設工業新聞社
2014/11/11

【福島】JIA東北/建築家・内藤氏が講演 福島で建築家大会

 JIA東北支部(辺見美津男支部長)は7・8日、本県で「建築家大会2014福島」を開いた。復興庁、県、福島市、福島大学、日本大学工学部、郡山女子大学、日本建築学会東北支部、県建築士会、県建築士事務所協会、東北新聞連盟など後援。
 支部大会として隔年持ち回りで開いている。今回は「あとから来る者のために」をテーマ。7日には会員を対象に相双地区の現状視察、夜は土湯温泉で交流会・夜学を行い、8日は福島市の県教育会館で建築家・内藤廣氏の講演会、パネルディスカッションなどを行った。
 開会に当たり辺見支部長は「あとから来る者のために」のテーマについて「われわれ建築を生業としている者は、誰のため、何のために活動をしているのか。立ち止まって考えようという問いかけから生まれた」と説明。「震災直後の海岸沿いにはこの世のものかと疑うほどの何もない光景が広がり鮮明に焼き付いている。人間が町を創ってきたがこれほどあっけないのか。われわれは、過信していたのではないか。原発事故による避難は、町に建物があるのに人がいない。これを見たとき、何かがおかしいという疑いを持ちはじめた」と話した。
 協力会によるゼロエネルギー再生セミナーや新エネ材等の紹介、同支部が行っている住宅大賞の過去入賞作品と今年度の現地審査対象作品も展示された。
 また、「フクシマを変える建築」パネル模型展として、東京大学と日本大学の学生による作品展とフレッシュマンセミナーも行われた。