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建通新聞社四国
2014/11/14

【高知】県自治会館の建築工事を近日中に

 高知県市町村総合事務組合は、高知県自治会館新庁舎を移転新築するため、建築工事を近日中に一般競争で公告する。一定の建築総合評点以上を持つ四国内に支店・営業所のあるゼネコンと県内建築業者の単体企業を対象とする予定。電気設備や機械設備なども一括する。12月中旬に入札を行い、仮契約をした後、臨時議会を招集して承認する見込み。
 規模は鉄筋コンクリートおよび木造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造)6階建て延べ3659平方b。設計完了時より資材などの単価が上昇したため、設計を見直し、構造や配置を一部変更した。
 当初は、屋上に機械室を備えたペントハウスを設ける計画だったが、これを取りやめ、4階貸事務所の一角に機械室を設ける。また6階ホールを西側外壁まで延ばし、倉庫を小さくして吹き抜け部分をなくした。このほか4階と6階の便所の位置変更や4〜6階の北西通路側に非常用進入口バルコニーを設置する。この設計変更により、当初の延べ3622平方bより若干延べ床面積が増えた。
 構造は、1〜3階が鉄筋コンクリート造、4〜6階が木造で3階天井部と4階床部分が鉄骨鉄筋コンクリート造。木造部分の一部構造壁にCLTパネルを採用する。
 配置は、1階をピロティ形式の駐車場とし、2階に人づくり広域連合の研修室、3階に大会議室、4階に人づくり広域連合事務室と貸事務室、5階に市町村総合事務組合、町村会・町村議会議長室の事務室と会長室、6階に小会議室、中会議室、談話室、ラウンジ、休憩室などとなる。
 建設地は、高知市本町4ノ1ノ35の高知県森連ビル跡地。2016年3月までの完成を目指す。新庁舎完成後の現庁舎の活用方針は現段階で未定。
 実施設計は細木建築研究所(高知市)が担当。