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建通新聞社
2014/11/14

【大阪】門真守口増補幹線 15年度にも立て坑発注

大阪府都市整備部は、門真守口増補幹線の築造計画で、早ければ2015年度に立て坑工事を発注する考えだ。現在、シールド部も一括した詳細設計をニュージェック(大阪市北区)で作成中。シールド工事は別途発注する方向で進める。
 同増補幹線は、都市型水害対策の一環で計画。門真守口幹線本管の機能を補うもので、守口市の藤田中学校跡地に発進立て坑を築造し、そこから2基のシールドマシンで上下流部に同時に掘り進む。立て坑の径は検討中。シールド内径は、下流側が4200_、上流側が2600_となる。計画延長は3600b。
 下流側は国道163号方面に掘進し、寝屋川門真(二)増補幹線に接続。上流側は既存幹線には接続せず、門真守口幹線本管の増補幹線として貯留機能を併せて整備する。シールドマシンは泥土圧式か泥水式で検討中。
 発進立て坑の建設地となる藤田中学校跡地は、北側半分を民間事業者に売却済み。残る南側半分の一部を借用し、立て坑基地に利用する。場所は守口市大久保町1丁目。
 府は、都市型水害対策として、地下河川と下水道増補幹線を早期に整備し、20年度までに貯留量46万立方b(大阪市、守口市、大東市、門真市、寝屋川市など約3700f)の浸水軽減を図る。門真守口増補幹線は寝屋川北部一帯の治水対策に位置付けられ、将来的には同エリアの地下河川と結合し一体供用する。