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建通新聞社
2014/11/28

【大阪】安井で基本構想 旧健康科学Cビル改修へ府

大阪府健康医療部は、旧健康科学センタービルを改修する計画で、基本構想・基本計画策定業務を安井建築設計事務所(大阪市中央区)に委託した。本年度末までにまとめ、2015年度早々に基本・実施設計を別途外注する方針。外注方法は今後検討する。委託費については来年度当初予算に盛り込みたい考えだ。
 同ビルは、02年に健康づくり拠点としてオープンしたものの、利用者が少なく、11年に一部用途を廃止。現在入居している府立成人病センターの研究施設も移転する予定で、数年のうちに全館が空きスペースとなる。このため、既存施設を改修した上で、府立公衆衛生研究所の全機能と大阪がん循環器病予防センターの人間ドック施設の一部機能を移設する。
 既存規模は、鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上13階建て延べ1万9711平方b。現時点では1〜5階が未利用となっている。場所は大阪市東成区中道1ノ3ノ3。
 基本構想・基本計画策定業務では、施設内のゾーニングの検討、平面・断面計画、施設全体の構造計算、電気・給排水設備改修の必要性、劣化度調査、設計・工事スケジュールなどをまとめる。
 工事費には約30億円を概算。16年度末までに基本・実施設計を終え、17〜18年度に改修工事を行うスケジュールを組む。