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日本工業経済新聞社(群馬)
2014/12/02

【群馬】県館林土木が大泉邑楽バイパス4車線化を促進

県館林土木事務所は、国道354号大泉邑楽バイパスの4車線化を進めており、年度内に龍舞跨線橋東側で側道に接続する箇所の道路改築工事を発注する。また、改築工事が進んでいる本線部L2・6qについても、年明けから来年度にかけ、舗装工事を分割しながら順次発注していく考え。L約3qに及ぶ同バイパスを来年度内に4車線化で開通させるため、事業の促進を図る。
大泉邑楽バイパスは、ことし8月に全線開通した東毛広域幹線道路L58・61qのうち、大泉町北小泉から邑楽町篠塚までのL4850mを指す。このうち、大泉高校北にある主要地方道足利千代田線との交差点から一般県道綿貫篠塚線(旧国道354号)の篠塚交差点まで、L2・6q間が暫定2車線で開通した。区間内には、東武小泉線を越える陸橋が2カ所あり、北から龍舞跨線橋、篠塚跨線橋となっている。
この2車線区間では4車線化に向け、追加車線分の改築工事が進行中で、置き換え工までが行われているところ。改築工事は用地買収を残す龍舞跨線橋の側道箇所を除き、工事が発注されている。側道箇所についても用地買収が終了次第、年明けにも工事を発注する。同事務所は、改築工事を終えた箇所から順次、舗装工事を発注していく。車道W7mのほか、歩道も設置する。2つの陸橋箇所のうち、龍舞跨線橋はすでに舗装済みで、篠塚跨線橋は東武鉄道が委託を受け、2車線分の上部工架設と橋面舗装を来夏までに整備することになっている。来年度は舗装工事を終えると、交通安全施設工、区画線工、照明工を進め、2015年度内に開通を目指している。同バイパスの詳細設計は、関東測量(前橋市)が手がけた。
東毛広域幹線道路は、県太田土木事務所の尾島工区や県伊勢崎土木事務所の境工区、高崎玉村バイパスなどで暫定2車線区間の4車線化が推し進められている。沿線ではすでに経済効果が現れており、県はその経済波及効果を全線4車線化となる17年度には年間約650億円と試算している。現在、高崎市から板倉町まで110分を要するが、4車線化後は推計で12分短縮される。