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建通新聞社
2014/12/03

【大阪】整備総額30億円規模に 食とみどり技術C

大阪府環境農林水産部は、府立環境農林水産総合研究所食とみどり技術センター建て替えの整備総額として約30億円を概算しており、このうち6億9000万円を2015年度当初予算に盛り込む方針。整備総額は、当初見込みより8億円以上膨らむ見通しだ。
 同建て替えは、府内に点在する環境農林水産総合関連の研究所4施設のうち、研究所本部と環境科学センターの2施設を1カ所に集約移転する整備工事と一体的に計画。現在、実施設計を内藤建築事務所(大阪市中央区)で作成している。建築本体工事は15年度に一般競争入札で発注する方向で調整中。
 施設規模は、鉄筋コンクリート造2〜3階建て延べ5365平方b(別に鉄骨造のプレハブ棟440平方b)を想定する。建設地は羽曳野市尺度442。15年度の着工、16年度の完成を目指す。
 概算の整備総額は30億9679万2000円。来年度予算に6億9167万6000円、16年度予算に24億0511万6000円を要求する。
 同部では、環境農林水産総合関連の研究所4施設のうち、水生生物センターの建て替えにも15年度に着手する。このため当初予算に基本計画策定費1298万円を計上し、基本計画の策定や測量・地質調査を行う。
 同センターは、寝屋川市木屋元町10ノ4に位置。築後50年以上を経過し、老朽化が著しい。建て替え後の想定規模は鉄骨造平屋420平方b。16年度に基本・実施設計、17年度に建設工事のスケジュールを組んでいる。
 既存施設の規模は、本館が鉄筋コンクリート造2階建て延べ300平方b、実験棟が木造平屋95平方b、研修室が鉄骨造平屋45平方b。敷地面積は2万3477平方b。