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建通新聞社
2014/12/17

【大阪】太陽の塔工事費11・8億概算 府民文化部

大阪府府民文化部は、日本万国博覧会記念公園にある太陽の塔の耐震改修工事を2015〜16年度に行うため、来年度の当初予算編成で工事費11億8080万円を要求する。予算承認後、地下の増設工事と一括して15年度早々の発注を目指す。9月議会に契約議案を諮るスケジュールとなっている。また、別に、展示施設の設計費など2億2105万円を要望。今後、発注方法・時期を検討するが一般競争入札によらない方法を見込む。
 太陽の塔は、万国公園のシンボル的な構造物で、完成当時には内部を公開していたが、耐震性に問題があり現在は非公開となっている。昨年度から府では、太陽の塔の内部公開を柱とした公園全体の魅力向上策の検討に着手。本年度に入り、耐震改修と地下部分の増設方針を固めた。
 計画では、塔本体を耐震補強するほか、内部にあるオブジェ「生命の樹」を鑑賞できるように階段・エレベーターを整備する。塔正面の左右両側に出入り口を新たに設け、左側に階段・スロープ、外部エレベーター、右側にも階段を設置。地下の最下層部には展示室、事務室、トイレを増設する。
 塔の材質は、基底部から腕下端までが鉄筋コンクリート造、腕下端から上端までが鉄骨鉄筋コンクリート造、腕上端から頂部までが鉄骨+ショットクリートとなっている。高さは約70b。片腕の長さは約25b。当時の総工費は約6億3000万円だった。
 現在、実施設計の修正設計を昭和設計(大阪市北区)で作成中。納期は15年3月20日。
 太陽の塔は、芸術家の故岡本太郎氏がデザインし、1970年に開催された日本万国博覧会のシンボルゾーンにテーマ展示館として造られた。場所は吹田市千里万博公園1ノ1で、大阪モノレール万博記念公園駅北側の公園内。