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建通新聞社四国
2014/12/17

【香川】地域活性化に48億円、11月補正

 香川県の11月一般会計補正予算案によると、土木部所管で地域活性化に伴う補正として県単独公共事業を含む48億2793万円を計上した。19日の定例県議会閉会後以降、維持修繕など工事を順次発注していく予定だが、実質的な工事発注は2015年1月以降になる。
 土木部の補正額のうち道路維持修繕費で17億4600万円(長尾土木管内3億1600万円、高松土木6億2200万円、中讃土木4億5400万円、西讃土木2億6100万円、小豆総合8800万円、道路課500万円)を計上。道路、交通安全施設等の維持修繕や、安全・安心な道づくり緊急整備に充てる。
 地域活性化ために道路の拡幅や線形改良などに充てる道路改修費には6億9100万円を計上した。新規に着手する県道財田西豊中線豊中工区改良(三豊市豊中町)や、国道436号串ノ浦工区改良(小豆島町)など13カ所を含む計38カ所で整備する。
 交通安全を確保し歩行空間のバリアフリー化を行う交通安全施設整備に3億2300万円を補正。新規着手箇所の県道丸亀三好線郡家工区(丸亀市郡家町・三条町)で交差点改良行うほか、県道富熊宇多津線東坂元工区(丸亀市飯山町)で延長240bにわたり歩道整備を行う。
 また県道琴平停車場琴平公園線(琴平町)の電線共同溝整備の継続など計27カ所の整備を行う。
 河川改修(新川など18カ所)、海岸改修(2カ所)のほか、すみだ谷川(高松市塩江町)、西条西川(小豆島町)の堰堤工などの砂防整備(13カ所)に加え、河川海岸維持修繕、ダム保全、砂防維持修繕、海岸高潮(2カ所)で計15億2000万円を追加補正した。
 さらに港湾改良として1億2800万円を追加。三本松港(東かがわ市三本松・浜町・横内地区)の導流堰1基や直島港(直島町納言様地区)の桟橋工、観音寺港(観音寺市有明地区)の防波堤など計7カ所を整備する。
 港湾維持修繕には2億1192万円を追加、市町港湾改修費補助で208万円を追加補正した。
 公園事業では1500万円を補正。さぬき空港公園(綾川町、高松市香南町)で老朽化した遊具の修繕を行う。街路事業(3カ所)に2800万円を追加補正した。公営住宅等整備では1億1000万円を追加し、県営住宅3団地の設備を更新する。
 計画では一宮団地(高松市寺井町)で外壁改修と給水塔を除却。香川団地(高松市香川町)で外壁改修と給水塔を除却し給水設備を切り替える。牟礼団地(高松市牟礼町)で外壁改修と給水塔の除却のほか、給水設備を切り替える。