トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社四国
2014/12/17

【徳島】4分離で2月発注、鳴門渦潮高宿舎

 鳴門渦潮高校の「寄宿舎」の整備を計画している徳島県は、実施設計を1月中にも完了、2月には工事発注する予定。今のところ建築主体と電気、管、空調の各工事を年度末までに一般競争入札する考え。
 同校大津キャンパス敷地内の生徒会館隣接地1334平方bに、定員80人(男女各40人)の2人部屋を主とする寄宿舎を整備する。計画規模は鉄骨造3階建て延べ1250平方b程度。1階は共用スペースや学習室、舎監室、浴室など。2階は男子部屋、3階は女子部屋として整備する。
 事業は、県内一円や県外からスポーツ分野で優れた人材を受け入れる施設の整備を図るもの。県のスポーツ拠点校(県内唯一のスポーツ科学科)とされる同校で、競技力の向上やトップアスリート養成に向けた教育環境を充実させる。
 施設には、食堂や男子洗濯室、男子学習室を生徒会館と共用する予定で、別途、生徒会館でも強豪校や大学生を受け入れるよう合宿所機能の強化を図る。このほか最先端トレーニング機器や人工芝サッカー場、北側にある第2体育館などの施設も充実させながら、これら施設の相互利用により効率的な運用を図ることにしている。
 工事は建築本体と電気、管、空調に分離して発注、外構工事を15年度に整備し、同年度の完成を目指す。建設地は鳴門市大津町吉永595。
 設計は剛建築事務所(徳島市)が担当している。