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日本工業経済新聞社(山梨)
2014/12/17

【山梨】リニア駅周辺整備方針、年明けに骨子

 県が策定作業を進めているリニア中央新幹線の新駅(甲府市大津町)周辺(約24h)の整備基本方針について、横内正明知事は16日の県議会代表質問で、年明け1月をめどに骨子をまとめ、2014年度末までに方針を策定すると答弁した。駅周辺には、駅前広場をはじめ、北側にパーク&ライド用駐車場を、南側に観光案内施設や公園、産業振興機能などを配置する案が県の検討委員会で了承されている。
 県では、リニア駅周辺の整備に向けて13年度から基本方針の策定作業に着手。有識者などによる駅周辺整備検討委員会を設置して協議を行っているほか、2013年度は基本方針策定(土地利用や交通体系)をランドブレインに、14年度は基本方針策定業務その1(導入機能配置や交通アクセス検討)を鰍tG都市建築・潟IオバJVへ、県から事業協力を要請されている都市再生機構が施設整備手法等検討業務を鰍tRリンケージへ委託している。
 駅周辺に整備する施設の配置案について県では、14年10月の検討委員会に、駅前広場を駅南北に配置し、北側には駐車場を、南側には「観光・憩い・交流機能」、東側には産業振興機能、南側南端には調整池を配置する案を提示し、了承された。案を基に県では基本方針の策定作業を進めている。
 その後、県リニア交通局では、11月に開催した県リニア建設推進本部に、基本方針(骨子)の構成案として@駅周辺地区の整備方針と整備範囲A導入機能の内容や規模、配置方針B造成、排水、景観などの基盤整備の考え方C整備手法の考え方―などを説明。そのほかにも、主要幹線やJR身延線への交通アクセスの整備方針、整備スケジュールと課題なども盛り込むとした。
 県では14年度内に駅周辺整備基本方針をまとめ、15年度からは事業主体や整備内容などの整備計画の検討に着手する。