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建通新聞社
2014/12/18

【大阪】箕面森町第3区域新たに債務負担21億設定

大阪府箕面整備事務所は、箕面森町第3区域約25fの造成計画で、アクセス道路と2次造成の事業費として2015年度当初予算に3億6000万円を要求する。別に、15〜18年度の4カ年の債務負担行為を新たに設定。限度額に21億7603万1000円を見込む。早ければ来年度中に一部工事を発注する方針。
 箕面森町第3区域は、分譲中の第1〜2区域を含む全約100fのうち、南西側に位置する約25fのエリア。企業用地として利用する計画で、現在、粗造成を進めている。現時点で50%の粗造成を完了し、引き続き2次造成に着手する。
 アクセス道路は都市計画道路の止々呂美吉川線を整備。予備設計を作成中で、15年度に詳細設計を別途委託し、早ければ粗造成の完了した部分から工事に入るとしている。橋梁部の着工は16年度以降になるもよう。
 15年度予算編成過程にみる事業費は、設計委託費4826万円、工事費3億1276万円。
 計画では、アクセス道路と2次造成の工事を15年度から段階的に発注し、18年度末までに整備を完了させる。併せて、15年度から企業用地の事業者募集を開始し、17年度末ごろから順次、用地の引き渡しを行う。
 事業者の募集に当たっては、進出意向のある企業とのヒアリングを通して、分譲用地の詳細な区画割りについての調整を進めており、調整後、詳細案を固めた上で2次造成に着手する。
 同エリアは、全体的に南側に傾斜しており、水平を保つため、区画ごとに段差を付ける形で整備(2次造成)する。
 第3区域は、府の財政事情から一時事業を休止していたもの。昨年度に実施した企業調査で計画面積の3倍を超えて企業の進出意向が確認されたため、事業再開を決定。総事業費約75億円に対して、用地売却(保留地処分)で約90億円の収入が見込まれる。
 箕面森町は土地区画整理事業手法により1996年度に事業を開始。第1〜2区域の造成(宅地など)を先行し、自然豊かな居住空間の確保とまちづくりに取り組む。2015年度からは第3区域のほか、里山地区の宅地造成(債務負担=15〜16年度限度額3億1900万円)、雨水管渠整備(債務負担=15〜16年度限度額2億8744万円)にも着手していく。