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日本工業経済新聞社(群馬)
2014/12/19

【群馬】太田市が来年度に2校の給食を改築

太田市は小中学校の給食施設改築事業で、来年度は宝泉小と韮川西小にある施設の改築工事を行うほか、休泊小と薮塚南小の設計に着手する。来年度の事業費には、3億3000万円を計上する予定で、2施設の改築工事は5月ころの入札を目指している。また、2016年度については、設計を作成した休泊小と薮塚南小の改築工事に加え、城西小と西中の設計作成に取り組む。16年度の事業費には、3億2900万円を試算している。
市内では、給食センターを持つ新田地域の6校を除く小中学校37校で、自校調理方式の給食を展開している。太田市では建築から30年以上を経過し、文部科学省が定める各基準を満たさなくなった学校給食調理室の建て替えを毎年進めている。
現在の対象施設は16校に及んでおり、当面は毎年2校ずつ工事と設計を実施する。昨年度までは新施設の設計を直営で作成し、構造設計などの一部業務のみを外注してきた。
しかし、担当部署への業務の集中を防ぐため、本年度からは実施設計も外部発注へと切り替えたところ。
本年度に実施中の宝泉小と韮川西小の設計は、西岡設計(太田市)が一括で作成中。新調理室はS造平屋建て・延べ床面積300u程度で、床はドライ方式のほか、食品アレルギーを持つ児童に対応した調理設備などを有し、この規模と構造が1つのパッケージとなっている。工事は、来年の夏季休暇に合わせた工事着手を予定している。
宝泉小は、現状の敷地内に建設地が確保できるため、現在の施設を利用し続け、翌16年度に旧施設の解体を行う。韮川西小は敷地が手狭なため、既存施設を解体撤去し、新施設を建設する。そのため、工事期間中は給食センターの受配となる。
なお、本年度に新給食施設を建設している宝泉中では、来年度に旧施設の解体工事を発注する。
来年度に設計を行う薮塚南小は、16年度に新施設を敷地内に建設し、17年度に解体する。同じく休泊小は、既存施設を解体した跡地に新施設を建設することになる。
近年では10年度に韮川小、12年度に薮塚本町中と中央小、13年度に沢野小でそれぞれ改築工事を実施。発注は建築主体工事、機械設備工事、電気設備工事の3分離で行われるケースが多くみられる。