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日本工業経済新聞社(群馬)
2014/12/25

【群馬】県沼田土木が国道145号の消雪施設を更新

県沼田土木事務所は、沼田市下川田町地内の国道145号に整備されている消雪施設L460mの更新を計画している。初弾工は年度内の発注を予定しているが、積雪の問題から着工は4月以降となる見通し。融雪施設は無散水式となっており、すべての配管を更新するほか、路盤の改良工事と一部区間で擁壁の新設工も実施する。
消雪施設は、川田小学校の西側から国道145号と一般県道小日向沼田線とが交わる下川田町交差点を経て、川田小学校の北側までのL460m区間(W約6m)に埋設されており、郵便局付近にはボイラー設備やポンプ設備が設置されている。
同区間では、配管のさびや劣化による漏水が発生しており、それに対応すべく、全区間で配管の更新と劣化の原因となった路盤の改良工事を実施する。
配管は、道路の両脇をφ50oから100oの本管が通っており、そこからφ15oの放熱管が敷設されている。更新工事では、本管と放熱管を合わせたW3m×L6mを基本的な1ユニットとし、全体で約150ユニットを更新していく。
他方、路盤改良では現状が脆弱であることから、安定するように路盤の入れ替え工事を実施する。
また、入れ替え時の掘り返しを行う際、擁壁による補強がL約10m必要となるため、この区間でH2m程度の擁壁を設置する。
この地区では積雪が多く、年間を通じて工事期間が4月から11月までと限定されることから、工事は複数年で実施していく見通し。
予備設計はパスコ(東京都目黒区)が作成し、詳細設計は日本地下水開発(山形県山形市)が作成している。
郵便局近くに設置されたボイラー設備やポンプ設備については、設置から10年以上経過しているが、現段階では老朽化が進んでいないため、改修の計画はないようだ。
工事区間は、学校の通学路となっており、急な坂道になっていることからこれらの工事が計画された。