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建通新聞社四国
2015/01/06

【香川】「香川県跨道橋連絡部会」設置へ

 香川県内の四国地方整備局、NEXCO西日本四国支社と本州四国連絡高速道路や県土木部、県内17市町の道路管理者で構成する「香川県道路メンテナンス会議」(会長・清川喜博香川河川国道事務所所長、事務局・四国地整香川河川国道事務所、県土木部道路課)の本年度3回目の会合が12月25日に松市内で開かれた(写真)。会議では県内道路施設の今後5カ年の点検計画のほか、懸案となっていた「香川県跨道橋連絡部会」をメンテンス会議の下部組織として設置することを決めた。道路老朽化対策として同部会で道路法上の道路以外の跨道橋等の点検・診断などをコントロールする。
 これまで道路老朽化対策は道路法上の道路を対象に議論されてきたが、香川県内の全ての高速道路、直轄国道や、県が「緊急輸送道路」に指定する県管理国道、県道、市町道を跨ぐ施設のうち、災害時など危険性が指摘される道路法上の道路以外の跨道橋等(鉄道橋を除く農道、林道、認定外道路、私道、水管橋など)を対象に点検・診断体制を整える狙い。2014年度内に同部会を設置し初会合を開く。
 メンバーは対象施設の管理者と関係する道路管理者。跨道橋の施設管理者に、対象施設の省令に準じた点検・診断の定期的な診断や点検計画の策定を要請するほか、点検・診断結果について道路管理者への報告を義務付ける。また、診断結果により速やかに修繕が必要な場合は修繕工事を依頼する。
 会議ではこのほか、精査により数値が確定していないものの、14年11月末現在の、本年度から5カ年の道路管理者の点検計画が示された。点検対象は県内では道路橋約8000橋、道路トンネル約50カ所、シェード3カ所、大型カルバート約80カ所、歩道橋約140カ所、門型標識等約210カ所が見込まれる。