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日本工業経済新聞社(山梨)
2015/01/06

【山梨】跨道橋、跨線橋の点検協議状況

 国や県、市町村で構成する県道路メンテナンス会議は、県内の跨道橋と跨線橋の点検についてNEXC0や鉄道事業者との調整状況を、昨年12月に開催した第3回会議で報告した。高速道路に架かる市町村管理跨道橋の点検は県が一括してNEXCOと協議。跨線橋の点検については、県が市町村を代表して各鉄道管理者と協議しており、JR身延線は各道路管理者が行うが、中央線と小海線はJRへ委託する。
 今後も協議を進め、跨道橋、跨線橋の点検計画は1月中にも策定する。
 跨道橋、跨線橋の点検に係る調整状況は次のとおり。
 【高速道路に架かる跨道橋の点検】
 昨年10月8日にNEXCO中日本八王子支社と跨道橋点検の一括協議に関する打ち合わせを実施。その中で、市町村が管理する跨道橋については、県が代表して一括してNEXCOと協議すること、点検方法や委託費の支払いなどについて協議した。それを受けて10月30日に第1回専門部会を開催した。
 今後もNEXCOとの調整を進め、定期点検計画を公表する1月末までには、点検計画を策定する。
 【跨線橋の点検】
 昨年10月30日に開催した第1回専門部会で、市町村管理の跨線橋の点検については、県が市町村を代表して各鉄道事業者と協議していく方針を確認。12月9日の第2回専門部会では、JR中央線に架かる跨線橋についてJR東日本八王子支社の担当者と意見交換を行った。
 路線ごとの調整状況は、JR小海線については、昨年9月18日にJR東日本長野支社と協議。小海線の跨線橋は山梨県内では北杜市と県が管理しており、県と市の分を合わせてJRへ委託する方向で調整している。
 JR身延線については、昨年10月28日にJR東海による説明会を開催。点検は各道路管理者が行う方向で調整しているが、線路沿いの足場などの仮設についてはJRへの委託となる。点検スケジュールもJR東海と調整している。
 JR中央線については、昨年11月6日にJR東日本八王子支社と協議し、12月9日には同支社も参加して第2回専門部会を開催。その中で、国や県、市町村管理の跨線橋を一括してJRへ委託する方向で調整することになった。
 今後は、跨線橋の点検計画も定期点検計画の公表(1月中)に反映できるように調整を進めていく。