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建通新聞社(岡山)
2015/01/05

【岡山】岡山市15年度入札契約制度改正 総合評価1億円以上に

 岡山市監理課は、社会保険など未加入対策、総合評価一般競争入札の拡大、建設コンサルタント業務などのダンピング対策など3つを柱とする2015年度の入札契約制度の改正内容を公表した。
 社会保険など未加入対策では、15年4月1日以降に市有資格者名簿建設工事部門に登載を希望する業者に社会保険への加入を義務付け、同時期から公告する建設工事の契約において、元請業者が社会保険など未加入業者と一次下請契約を締結することを原則禁止する。違反した元請業者については、下請契約の請負代金額に応じた制裁金を課されるとともに指名停止処分とする(ただし、制裁金については、15年10月以降に公告する建設工事を対象とする)。
 建設工事の総合評価一般競争入札の拡大では、15年4月1日以降に公告する案件の対象について、現行の許容価格1億5000万円以上から1億円以上に引き下げる。低入札価格調査制度の対象も同様の価格とする。また、総合評価一般競争入札(特別簡易型・簡易型)の技術評価基準の改正として、ISO14000シリーズ認証取得の有無の配点を現行の0・5点から1点に拡大する。また、市内外業者区分の市内業者および従業員数50人以上の準市内業者への配点を現行の1点から1・5点に拡大する(改正後も現行と同様に対象が簡易型の土木工事の場合、工事場所の属する区と同一の区に主たる営業所を有する者については更に0・5点)を加点する。
 建設コンサルタント業務では、ダンピング対策のため、最低制限価格制度対象業務の拡大として、許容価格が現行1000万円未満から2500万円未満までに拡大する。低入札価格調査対象業務は許容価格2500万円以上(現行1000万円以上)となる。
 また、最低制限価格および低入札価格調査基準価格の算出方法を見直す(算出方法は別表の通り)。