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建通新聞社(神奈川)
2015/01/16

【神奈川】15年度当初予算へ ふじさわ交流館要望

 藤沢市は、(仮称)ふじさわ宿交流館の新築を計画しており、2015年度当初予算案に工事費を要望している。
 施設の規模は当初、木造2階建てとしていたのを重量鉄骨造2階建てに変更し、延べ床面積も約260平方bより広くする見込み。
 同事業は、トイレや休憩所を備え、宿場町としてにぎわっていた約400年前当時の雰囲気を醸し出す外観を有する施設として整備する。  
 1階には展示室のほか、東海道の散策などで旧藤沢宿を訪れる人たちが休憩できるスペースを確保。 
 さらに、講談などができるステージを設けた多目的室については、収容人数を当初の約30人から50人に増やす見通し。 2階には地元住民同士または地元住民が来訪者と交流できる会議室を設ける。
 外構も整備し、防災倉庫など災害時の一時避難場所として活用できる機能を備えることも検討している。
 同事業関連では、建設地の埋蔵文化財確認調査を、できれば3月末までに外注する。地質調査は技研コンサルタント(大井町)に委託済みとなっている。
 市内西富1ノ320ノ1にある遊行寺近くの旧労働基準監督署跡地へ、東海道藤沢宿が設置されたころの歴史や文化に触れられる施設として構想している。
 基本・実施設計は、いわた環境計画(藤沢市)に、2月末納期で委託して進めている。