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建通新聞社
2015/01/26

【大阪】うめきた2期 みどりを防災公園街区整備で

大阪市は、うめきた2期区域の土地区画整理事業について、UR都市機構の直接施行を想定しており、同意後、2015年度中に事業認可を取得し、同年度末の仮換地を目指す考えだ。同事業地内に設けるみどり約4・5fは、防災公園街区整備事業として整備する方向。また、必要となる関連事業費の債務負担設定について川田均都市計画局長は、「直接施行の同意申請後、来年度の補正予算で計上する」ことを明らかにした。
 同土地区画整理事業の都市計画決定面積は約23・7f。総事業費は262億円を概算。内訳は、国と府市で各81億円(府市折半)を負担し、別に保留地処分金100億円を充てる。
 整備内容は、大阪駅北1〜3号線などの都市計画道路5路線、交通広場(大阪西口広場)など。来年度当初予算編成で都市計画局は、事業認可取得後の実施設計費5000万円を要望している。
 みどり4・5fは、都市計画道路の大阪駅北1号線(地区中央部に整備予定)を挟んで南北に配置する計画。
 整備に向けては現在、土地を所有する鉄道建設・運輸施設整備支援機構がURへの売却を調整中。市の担当者は、「土地取得に一定のめどが付いた時点で、直接施行に関する同意申請を進めたい」と話す。
 また、事業域内の一部は民間事業者が取得し開発するため、民間提案募集(2次コンペ)を16年度以降早期に実施し、事業者を決定。22年度ごろからまちびらきする。
 同土地区画整理事業に伴う基盤整備の全体完成は26年度の予定。
 1月21日に行われた来年度当初予算編成に伴う市長ヒアリングでは、うめきた2期区域の関連予算を査定。同区域の基盤整備事業概要図が初めて示された。橋下徹市長は、「夢洲のIR誘致とともに大阪の将来に重要な事業。しっかり進めてほしい」と述べた。