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日本工業経済新聞社(群馬)
2015/01/29

【群馬】大正橋は来年度に残区間を撤去

県渋川土木事務所は、架け替えを計画している大正橋側道橋について、新年度に既存のトラス橋1径間分の解体を進める。発注は、渇水期となる今秋以降となる見通し。側道橋の架け替えは大正橋の下部を拡幅して対応する計画で、本年度に耐震化と合わせて実施。上部工は2016年度から架設に着手し、17年度の事業完了を予定している。
大正橋側道橋は、国道353号上の利根川に架設されているL218・1m、W3mのトラス桁とRCT桁が組み合わさった形式で、車道橋である大正橋の上流側に隣接している。
拡幅は、既存の側道橋を解体し耐震化と合わせて下部を上流側に2・9m張り出し、その上にL224m、W3mの3径間連続鋼床版箱桁橋を架設する。
本年度は、側道橋のA1(右岸)からRCT桁部分全体とトラス部の1径間分を合計したL161mを撤去したほか、下部の耐震化と拡幅を進めている。
新年度は、側道橋の左岸側に残るトラス部1径間(L約57m)の撤去工事を実施する。側道橋の撤去完了後は、2016年度に右岸側からRCT桁部分全体とトラス部1径間分の上部工を実施し、17年度に残る左岸側で工事を行い事業完了を図る。
設計は、2013年度にエイト日本技術開発(東京都中野区)が作成した。
大正橋は3径間のL224m、W9・5m規模で、上部が連続トラス桁、下部が逆T式橋台と円形T型式橋脚となっている。下流側には歩道が整備されているため、架け替え工事中も歩道は使用できる状況にある。
大正橋に隣接する側道橋は、国道353号をルートとする国道橋として1929年に架設された。その後、1979年に現在の大正橋が架設されたため、側道橋へと用途を変更した。