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日本工業経済新聞社(山梨)
2015/02/05

【山梨】甲府市橋梁長寿命化 補修や設計費要望 

 甲府市道路河川課は、橋梁長寿命化に伴う補修工事と点検および修繕設計、耐震補強設計などの委託費を、6月補正予算へ計上が出来るように要望をしていく。
 本年度は、修繕設計や橋梁耐震補強設計など委託のほか、北深橋と浅間橋の補修工事を発注済み。20橋近くの橋梁点検委託については、ことし3月議会で明許繰り越しを行い、県建設技術センターに発注しそうだ。
 本年度に工事を予定していた「河代跨道橋」(L19・6m、1径間、構造不明)と「村中5号橋」(L2・9m、1径間、単純RC床版橋)の2橋は、来年度以降に変更となる。
 河代跨道橋は、鉄筋露出が生じているほか、伸縮装置の止水機能が低下。村中5号橋は、コンクリート劣化や鉄筋露出を確認しており、断面修復などを行う。
 同課によると、本年度に補修設計を行った主な橋は、▽美咲橋(L30・0m、鋼橋)▽浅間橋(L2・7m、RC橋)▽第二池添橋(L16・3m、鋼橋)。補修耐震設計したのは▽常閑橋(L21・0m、PC橋)▽二川橋(L92・1m、PC橋)▽金沢橋(L18・0m、RC橋)−など。
 市の橋梁長寿命化計画は、2023年度までの10年間が計画期間で、橋長2m以上224橋を対象に策定した。累計補修費は「50年間で52%(196億円)の削減になる」という。