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日本工業経済新聞社(群馬)
2015/02/09

【群馬】学校耐震化に24億円、カッパピア整備に5・8億円計上 普通建設事業費は約206億円

高崎市(富岡賢治市長)は9日、新年度当初予算案と本年度3月補正予算案を発表した。新年度の一般会計総額は1590億6000万円で前年度比2・5%の増。このうち、普通建設事業費は約206億5100万円で、前年度から6・4%伸びた。富岡市長は会見で「税収の多い少ないはあまり考えず、手堅く節約するようにした」と述べ、新年度予算を「抑制型予算」と銘打った。3月補正案には、国の補正を受けて市に配分される4億8000万円のうち、約1億2000万円分を盛り込んだ。
建築関連では、新年度中の完了を目指す学校施設の耐震化に約24億6600万円を計上。前年度から20億円以上増額し、工事を加速させる。また、老朽化が進む校舎の改築・改修には約4億600万円を投入。箕輪小校舎や中室田小体育館などの建て替え工事に充てる。注目の高崎文化芸術センター建設事業には約6億7600万円を振り分け、実施設計や用地買収、物件補償などを行う。6月または9月補正予算には工事費が計上される見通しで、12月市議会で施工契約承認後、着工する見込みだ。
浜川運動公園内にある浜川競技場の第2種公認更新に向けた調査費250万円も計上した。更新に必要とされる座席の増設などに向け、現況調査を行う。
このほか、住環境改善補助1億円◇空き家対策補助1億円◇倉渕定住促進住宅建設約3700万円◇自治会街路灯LED化補助2700万円◇市設置街路灯LED化2100万円◇商店街街路灯LED化補助9300万円◇まちなか商店リニューアル補助3億5000万円◇防犯カメラ設置約1400万円◇ごみステーション見守りカメラ設置300万円◇公衆無線LAN工事900万円◇高齢者地域センター設置など約43億7000万円◇保育所整備補助約4億8700万円◇老人福祉施設整備補助約4億2300万円◇高齢者安心見守りシステム拡充約1億7900万円◇高浜クリーンセンター環境影響評価など約5400万円事業者用太陽光補助1億円◇中央銀座アーケード再整備(設計、地質調査)2300万円−などが盛り込まれた。
土木関連では、観音山公園(カッパピア跡地)整備に約5億8800万円を投入。造成工事や遊具の設置、プールの整備などを計画する。浜川運動公園拡張には約4億3000万円を盛り込み、実施設計や用地買収、文化財調査を進める。高崎駅西口ペデストリアンデッキ整備には、本年度から繰り越す予算に加え、新年度新たに約1億3600万円を計上した。
関越自動車道・高崎玉村スマートIC周辺整備には約3億2800万円を計上。井野川1号橋の橋脚や上部工、広沢川通学路歩道橋の建設などを予定する。
このほか◇道路橋梁維持5億7000万円◇鼻高上之線ほか80路線の新設や改良など約12億9500万円◇飯塚並榎線など8路線の街路整備費約11億9300万円◇高崎駅東口栄町地区など再開発約3億3000万円◇駅西口など土地区画整理約20億1200万円◇八幡霊園拡張約1億300万円◇グリーンベルト整備3000万円◇高崎駅西口エスカレーター改修3000万円◇和田橋運動広場改修約6200万円◇吉井中央公園整備約3億円◇日高遺跡整備約3900万円◇箕輪城跡整備約9400万円◇本郷スポーツ広場整備2300万円◇ぐんま緑の県民基金事業約800万円−などが盛り込まれた。
水道事業会計では◇配水管布設など約10億5300万円◇白川浄水場などの更新工事約3億2900万円◇漏水対策約2億3400万円−。
公共下水道事業会計では◇管布設など約20億900万円◇雨水対策約5億4100万円◇ポンプ場建設約1億1400万円◇榛名湖水質管理センター受変電設備更新約4900万円◇下水道管移設工事約7100万円◇阿久津水処理センター長寿命化計画設計など約3億8300万円◇県央水質浄化センター(玉村町)建設負担約1億9400万円−など。