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日本工業経済新聞社(群馬)
2015/02/10

【群馬】沼田市予算

沼田市(横山公一市長)は10日、2015年度の当初予算案を公表した。普通建設事業費は17億5537万7000円で、14年度当初予算の17億4802万2000円から0・4%増となった。大規模事業では、小中学校の耐震化へ6億325万9000円を計上し、4校で工事を計画している。新年度予算は、横山市政で初の通年予算となり、横山市長は「厳しい財政状況にあっても、市民ニーズを的確に反映するため、コスト意識を持って集中と選択による予算編成を行った」と話した。
小中学校の耐震化事業では、沼田北小学校の屋内運動場、白沢小学校の東校舎、沼田西中学校の北校舎、白沢中学校の屋内運動場でそれぞれ工事を計画。
このうち、沼田北小学校の屋内運動場は、耐震化に併せて大規模改修も実施する。白沢中学校の屋内運動場は、本年度も工事を実施しており、2期工事の着手を予定している。
校舎等整備事業の1億3769万4000円では、薄根中学校の柔剣道場新設工事を計画している。
3・3・1環状線(栄町工区)事業の1億4621万4000円は、本年度当初予算から約2倍の事業費を計上。用地買収を中心に事業を進めていく。
(仮称)利南運動広場整備事業の591万9000円では、同広場の基本設計の見直しを実施する。
新規となる公共施設等総合管理計画策定事業の2302万8000円では、施設の更新、統廃合、長寿命化などを計画的に進めていくため、その管理計画の策定に着手する。
市道T106号線道路改良事業2889万円では、国道120号から老神温泉に通じる同線の拡幅を計画している。
このほかの建設事業は、中心市街地土地区画整理事業2億9714万8000円、道路維持事業1億1011万6000円、橋梁補修事業1317万7000円、市営住宅長寿命化改善事業2743万3000円、都市公園長寿命化計画策定事業259万2000円、まちづくり支援事業1億9727万1000円などをあげている。
このうち、まちづくり支援事業は、グリーンベル21内のテナント出店者への補助金を交付する。市営住宅長寿命化改善事業では、東下原団地で、防水シートの老朽化による雨漏りが起きているため、屋根の改修工事を実施する。公園長寿命化計画策定事業は新規事業となり、公園施設の老朽化状況を調査する。