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日本工業経済新聞社(群馬)
2015/02/12

【群馬】桐生市予算

桐生市(亀山豊文市長)は12日、新年度一般会計当初予算案を公表した。普通建設事業費は、前年度比17・7%増の45億5158万5000円とした。新規の梅田台緑地整備では、詳細設計と工事が予定されるほか、継続事業の中通り大橋線周辺整備、小中学校の施設改修などに予算が配分された。また、水道事業会計では(仮称)梅田浄水場建設に向け、送水管敷設工事が始まる。一般会計総額は460億円。
記者会見した亀山市長は新年度当初予算案について、「特に投資的経費に力を入れた。将来を切り開くための積極的投資が必要。人口減少対策にしっかりと取り組む」と語った。新規で盛り込まれた梅田台緑地整備は、桐生川ダムの右岸に広がる2・2haへ都市公園を新設する。市は、本年度基本計画をまとめており、新年度予算案には詳細設計委託費1220万4000円と工事費9665万円を計上した。予定地は粗造成が済んでおり、これから芝張りや散策路整備などを考えられている。工事は16年度以降も継続する見通し。
中通り大橋線周辺整備では、中通り大橋から昭和橋にかけ、渡良瀬川左岸を走る市道錦琴平線を整備しており、道路築造工事費1億5427万円を投入する。また、新たに境野町を走る市道小友線へ測量委託費300万円を配分。すでに都市計画決定されている同線で整備に向けた事前調査を開始する。
小中学校改修事業費は、1億4370万9000円を措置。内訳はトイレ改修工事へ9755万円、菱小施設改修工事へ3315万9000円、広沢小施設改修工事へ1300万円。トイレ改修は、本年度までに小学校の洋式化が完了したため、新年度から中学校に着手する。さらに私立保育所施設改修補助2億3651万2000円は、新里保育園の改修(改築も含む)を対象としている。
新里町に新設予定の(仮称)桐生武井西工業団地に関連したL580mの幹線道路整備(武井西道路)には、測量調査委託費1240万円、埋蔵文化財調査委託費2640万円、用地購入費1870万円、工事費500万円を振り分けた。
重伝建地区施設整備事業費2641万円は、老朽化している本町2丁目の古民家を買い取り、5年程度かけ改修工事などを予定している。
特別会計は、水道事業会計で(仮称)梅田浄水場建設事業が着工を迎え、まずは送水管敷設工事がスタートする。事業費は4億439万6000円を充当。簡易水道事業特別会計では、簡易水道の上水道への統合を目指し、浄水場の改修工事などへ1億8250万6000円を計上した。