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建通新聞社
2015/02/13

【大阪】大阪府 吹田東・成城高改築プロポ公示へ

大阪府建設事業評価審議会は、吹田東高校と成城高校の校舎改築計画について、事業実施を妥当と判断。府住宅まちづくり部は、2月17日にも両校の基本・実施設計の受託者選定に関する公募型プロポーザルを公示する。ともに2015年度予算の成立を前提にしたものとなる。
 現在、両校では基本計画の策定を進めており、15年度当初予算に設計委託費など6億8562万円を盛り込む方向。既存施設の撤去設計は別途外注する。
 プロポーザルの参加申請期間は2月26〜27日を予定。建築CPD実績の評価対象業務として、単体企業か2者(建築と設備)による設計JVに参加を求める。
 吹田東高校は、老朽校舎の全面建て替えを計画。総事業費に約47億円を概算し、19年度の完成を目指す。新校舎の規模は、鉄筋コンクリート造4階建て延べ約1万0153平方b。既存校舎は鉄骨造4階建て延べ1万1972平方b。場所は吹田市青葉丘南16ノ1。
 基本計画を汎設計(大阪市中央区)、アスベスト対策工事に伴う基本計画策定を吉田都市建築研究所(大阪市西区)で進めている。
 15年度は本体設計のほか、旧校舎撤去の実施設計、撤去工事(アスベスト除去含む)を予定。
 審議会では、耐震改修よりも建て替えの方が9億円ほど経費を縮減できることが示されている。
 成城高校は、老朽化した特別校舎棟の建て替えを計画。鉄筋コンクリート造3階建て延べ3821平方bの規模を想定しており、総事業費23億円を投じ、17年度の完成を目指す。場所は大阪市城東区諏訪3ノ11ノ41。
 本体の基本計画はアルト建築設計事務所(大阪市北区)、解体に伴うアスベスト対策の基本計画策定を田建築研究所(大阪市住吉区)が担当。
 当初、耐震化による対応も検討されたが、校内に十分なスペースの確保が困難なことから建て替えに切り替えた。