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日本工業経済新聞社(山梨)
2015/02/13

【山梨】139号都留バイパス工事を継続

 国道139号都留バイパス(都留市十日市場〜田野倉、L8q)について国土交通省局は、2015年度予算に向けた事業評価で事業を継続するとした。今後は、事業中の残区間2・4qで改良工事などを推進し、早期の全線供用を目指す。
 都留バイパスは、国道139号の渋滞緩和や安全性向上のため、現道東側の山地部に沿うルートとして計画。全体延長は8q、幅員は11m〜16mの2車線。事業費は約310億円。
 1974年度に事業化し、80年度から用地および工事に着手。2010年度までに、バイパスの中央区間である上谷地区から井倉地区まで5・6qが供用した。
 残る区間は、十日市場地区の現道から上谷地区の県道都留道志線までの1・2qと、井倉地区の県道四日市場上野原線バイパスから田野倉地区の現道までの1・2q。
 14年度は、上谷地区で市道重複部のうち280m区間の舗装工事が完了し、残る重複部の工事を実施。バイパス全体の用地進捗率(面積ベース)と事業進捗率は14年3月末で76%となっている。
 バイパス事業の費用対効果については、事業全体の便益(B)が713億円、費用(C)が547億円(事業費524億円+維持管理費22億円)、残事業についてもB88億円、C68億円で、B/Cは共に1・3と便益が費用を上回っている。
 県知事からも139号の渋滞緩和や交通安全のため全線の早期完成を要望されており、関東整備局による事業評価監視委員会でも事業の継続が承認されている。
 そのため同省では、事業の必要性や重要性は変わらないと判断し、15年度も事業を継続すると評価した。
 関東整備局が事業評価監視委員会に示したスケジュールによると、15年度は改良工事や埋蔵文化財調査を推進。その後も工事などを進め、早期の供用を目指す。