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建通新聞社四国
2015/02/17

【愛媛】松山市15年度予算 3.7%増

 松山市は13日、1794億円に上る2015年度一般会計当初予算案を発表した。対前年同期より65億円増で3・7%増加した。うち普通建設事業費は200億8288万円となり、同34億5798万円増、20・8%増加した。上下水道関係の企業会計では、水道会計に145億0064万円(対前年度比9・2%減)、簡易水道会計が6億8181万円(同13・0%増)、工業用水道会計が23億8756万円(50・0%増)、下水道会計が312億6490万円(3・8%増)となっている。
 2月20日から3月18日の日程で開かれる3月定例市議会に諮られる。
 主な建設事業は、新玉小学校の校舎改築に15・16年度に3億5000万円。児童クラブ室施設整備に4億7356万円、北条地域への児童館整備に1億0773万円のほか、これに伴う保健センター北条分室改修に5724万円。
 坊っちゃんスタジアムの観客席改修として15〜17年度に2億5800万円。北条公園の野球場整備に4億1530万円。都市公園の老朽遊具などの整備に3640万円、建て替えに向けた和泉北団地の実施設計や仮移転に1億8489万円。松山駅周辺の整備事業に6億7862万円。
 耐震関係では、味生支所の耐震補強・外部改修に1149万円。木造住宅の耐震化促進のための診断補助に222万円、改修工事費補助に7986万円。大規模建物の耐震診断費補助に1975万円、改修工事費補助に8億8714万円。
 上水道の管路耐震化に11億2368万円、救急医療施設への給水ルート確保のための配水支管耐震化に1億6057万円、配水池容量3000立方b以上の主な配水池の耐震化に1億3144万円、基幹管路の耐震化に6億4315万円、工業用水管の耐震化に15億6276万円、管渠・処理場・ポンプ場などの既存施設耐震化に4億9820万円。
 ほか水道関係では、久谷地区の簡易水道統合整備事業に6億4670万円、北条上水配水管整備事業に2151万円、怒和地区の簡易水道基盤整備事業に2億8646万円。中央浄化センターの消化ガス利用の発電施設整備に7085万円。消防で耐震性のある共用水槽の整備に8082万円。
 道路整備関係では、15路線の安全歩行空間整備に12億9774万円、街路・幹線道路整備に9億8890万円。生活道路整備に3億5166万円、舗装補修工事に1億7030万円、橋梁補修工事に4500万円、カーブミラーの設置・補修に1000万円、狭隘道路の拡幅整備に2448万円。
 港湾・海岸整備関係では、堀江港の補修・改修に3255万円、睦月漁港海岸の離岸堤新設に1億1766万円、神ノ浦漁港離岸堤新設に1億6000万円、13漁港の機能保全工事に1億7050万円。
 農道やため池の新設・改良を行う土地改良事業に2億7000万円。林道整備に1683万円。
 観光面では、松山城喜与町駐車場のバス専用駐車場の拡張に7230万円、道後温泉の源泉井戸の改修などに6554万円、本館改修の工事方針検討に6420万円。
 下水道関係では、管渠整備に30億5804万円、管渠・処理場・ポンプ場などの既存施設の長寿命化に15億0542万円。北条浄化センターの機械濃縮機機械設置などに1億5014万円。
 浸水対策では、市内中心地区の雨水管渠など整備に1億1840万円、重点10地区の浸水対策で7359万円、その他の地区のポンプ場や管渠整備には5億4961万円。ほか下水排水路など整備に2億6000万円、河川改修に4256万円、がけ崩れ防止対策に5602万円。
 その他では、14年創設した一般住宅のリフォームに補助する「住まいるリフォーム補助」に昨年同様の3億1289万円。合併処理浄化槽の設置費補助に2億0384万円。民間の産業廃棄物最終処分場の行政代執行による除去事業として、15〜18年度に56億0700万円などを盛り込んだ。