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建通新聞社(神奈川)
2015/02/23

【神奈川】三浦市 契約候補者にベイシア(前橋市)を選定、県立三崎高校跡地活用で

 三浦市は、県立三崎高校跡地を民間のノウハウで利活用する「(仮称)市民交流拠点整備事業(A地区)」について、契約候補者をベイシア(前橋市亀里町900、赤石好弘社長)に決定した。定期借地制度を活用して土地をベイシアに貸し付け、同社がスーパーマーケットを核とした施設を新たに建設する。3月に基本協定、6月に事業契約を締結。7月からベイシアが調査・設計、開発協議、申請の手続きなどを始めるほか、既存建物・施設の撤去工事に着手する。2016年7月には定期借地権契約を結び、着工。17年4月の供用開始を予定している。
 新たに建設する施設は、鉄骨造2階建て延べ6947平方b。市民交流センター部分(公共的機能)が453平方b、物品販売店舗(民間施設)が6494平方b。2階部分はエレベーターホールと駐車場で、249台を収容する。
 市民交流センターには▽事務室▽研修室▽印刷室▽相談室▽会員制ワークルーム▽打ち合わせ広場▽多目的スペース▽小網代の森インフォメーションスペース―などを設ける。整備・維持管理は事業者が行い、市が借り上げ運営する。
 物品販売店舗部分は、食品や衣料品、雑貨などを扱うスーパーマーケットを核とし、テナント4区画と休憩スペースで構成。テナントにはクリーニング店、菓子店、飲食店、ベイシアのグループ会社店舗などを検討している。
 土地の貸し付け期間は、20年間に、施設の建築・解体(更地変換)の工事期間を加算する。
 県立三崎高校跡地は初声町下宮田字長作5ノ2ほか。全体の敷地面積は5万3548平方b。このうち校舎が立地する台地部のA地区は約1350平方b。
 敷地内に現存する施設は、▽校舎本館(鉄筋コンクリート造4階建て延べ5345平方b)▽エレベーター棟(鉄骨造5階建て延べ71平方b)▽校舎中館(鉄筋コンクリート造3階建て延べ1360平方b)▽校舎特別棟1期分(鉄筋コンクリート造3階建て延べ1324平方b)▽校舎特別棟2期分(鉄筋コンクリート造3階建て延べ1024平方b)▽格技場▽食堂▽部室▽プール―など。
 一方、谷部に三つのグラウンドが階段状に連なっているB地区は、敷地面積は約3万7552平方b。今後の土地利用の参考とするため、A地区の事業者募集に併せて、B地区のアイデアも募集したが、今回、アイデアの提示は無かった。