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建通新聞社
2015/02/24

【大阪】大阪府 阪急摂津市など連立事業に80億

大阪府都市整備部は2015年度、連続立体交差事業に80億6000万円を投入し、阪急京都線の摂津市付近の都市計画決定に向けた調査や京阪本線の用地買収などを進める。
 阪急京都線の連立事業では、摂津市駅付近(摂津市庄屋〜茨木市丑寅)延長2・1`区間を高架化し、踏切5カ所を除去する計画。対象駅は摂津市の1駅。15年度は、都市計画決定に向けた調査として、施工計画などを検討し、都市計画素案を作成する。16年度の都市計画決定を目指す。
 概算事業費は約375億円。工事費は高架化に203億円、鉄道・電気工事に82億円、駅舎工事に17億円、側道工事に7億円などを見込む。
 京阪本線は、香里園駅〜枚方公園駅付近までの延長約5・5`区間を高架化し、踏切21カ所を除去する。対象駅は香里園、光善寺、枚方公園の3駅。総事業費に1068億円を概算。今後、18年度末ごろまでに用地買収を終え、19年度から仮線工事に着手し、早期完成を目指す。15年度は用地買収を進める。
 このほか南海本線・高師浜線は、高石市羽衣1丁目〜綾園7丁目までの延長4・1`区間を高架化し、踏切13カ所を除去する。対象駅は羽衣、高石の2駅。15年度は下り線(和歌山行き)の高架化工事を推進する。
 近鉄奈良線、大阪外環状線、南海本線の3線は、いずれも全線高架切り替えが完了しており、側道整備などを進める。
 来年度当初予算案に盛り込まれた事業費の内訳は、▽阪急京都線(摂津市)1億5000万円▽京阪本線(寝屋川市・枚方市)40億円▽南海本線・高師浜線(高石市)5億7000万円▽近鉄奈良線(東大阪市)25億円▽大阪外環状線(〃)1億1000万円▽南海本線(泉大津市)7億3000万円−となる。