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日刊建設タイムズ社
2015/02/25

【千葉】一般会計280億円で過去最大/茂原市予算/総合市民Cを耐震改修

茂原市は24日、2015年度当初予算案の概要を発表した。一般会計は対前年度当初比1・3%増の280億8800万円で過去最大。特別会計は下水道事業が同7・3%増の17億2960万円。一般会計と特別会計を合わせた予算総額は502億9700万円で同4・9%増。一般会計の普通建設事業費は同23・8%減の15億1300万6000円。普通建設事業費は学校の耐震化が完了に向かっていることなどから減額となった。
  新年度予算は「安全・安心のまちづくり」や「将来を見据えた基盤整備」を進めていくことを基本に編成した。安全・安心のまちづくりでは、茂原小学校の耐震補強工事や小学校3校・3棟、中学校7校・11棟の天井等落下防止工事等に4億627万7000円を計上した。また、地域福祉センター整備事業に限度額2億4627万円の債務負担行為を設定。新年度から2か年で総合市民センターの耐震改修工事を実施する。
  市民センターは、施設の老朽化に伴い耐震補強工事を実施し、併せて改修工事を行う。改修工事は、空調、機械、電気の各設備改修と外壁改修、内部のエレベーター、身障者用トイレ、一般用トイレを各リニューアルする。工事は一括発注で、6月議会での契約承認を目指す。設計は13年度に矢崎建築設計事務所の担当で完了しているが、新年度で一部修正する予定。同センターは1979年の竣工で、RC造4階建て延べ3685・91u(建築面積1289・5u)。敷地面積は5311u。工事に伴い、同センターは10月から閉館する予定。工期は約1年で、来年9月の竣工をめざす。
  小学校耐震補強は、茂原小学校の渡り廊下棟を実施。天井等落下防止工事の対象校は小学校が豊田小、新治小、緑ヶ丘小。豊田小が特別教室棟で、ほかの2校は屋内運動場を対象に工事を実施する。中学校は東中、冨士見中、茂原中、南中、本納中、早野中、西陵中。対象施設は全校の武道場と冨士見中、南中、早野中、西陵中の屋内運動場。
  工事費は、茂原小の耐震補強と天井等落下防止対策が1億3797万円、中学校の天井等落下防止工事がトイレ整備工事と合わせ2億5500万円。
  将来を見据えた基盤整備では、圏央道木更津東IC〜東金IC・JCT間に設置を予定している(仮称)茂原長柄スマートICに委託料3641万円、負担金1219万円、物件移転補償費4100万円など総額8975万円を予算措置した。委託料は岩出橋水管橋の詳細設計のほか、用地測量、用地評価、登記事務など用地関連の事業費を計上。岩出橋水管橋はφ700o。岩出橋は本年度で架け替えの詳細設計をセントラルコンサルタントに委託している。同橋は二級河川豊田川に架かる橋梁で、橋長約18m、全幅員15・5m(車道3m×2、歩道両側2・5m×2)。負担金は東日本高速道路が施工する工事負担金として1209万円を計上した。
  このほかでは圏央道アクセス道路の整備として下太田地先の物件移転補償費や道路改良工事等に1億1000万円を予算措置した。
  一方、債務負担行為では、地域福祉センター整備事業のほか、自転車駐車場業務委託に限度額6872万円(16〜17年度)、福祉センター管理運営委託事業に同5億5424万円(16〜19年度)、企業立地促進事業に同1億9200万円(16年度)を設定した。k_times_comをフォローしましょう
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