全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　中央市は３日、２０１５年度当初予算案の概要発表を行った。田中久雄市長は編成の目玉のひとつとして田富玉穂大津線道路整備をあげ、「リニア効果を最大限に利用するには、受け入れ態勢を整備しないと」と述べ、駅へ直結し、庁舎と玉穂地区を結ぶ路線の重要性を語った。
　田富玉穂大津線整備には１億４２３７万円が予算化されており、地権者の了解が得られたとして用地買収と補償費に予算を充てる。駅北側の東花輪踏切地点まで整備されている同線を、県道甲府市川三郷線まで延伸するもので延長は５５０ｍ、幅員12ｍ。16年度に着工し、18年３月の完成を目指す。本年度は詳細設計業務が発注されている。
　学校施設のつり天井撤去費用としては９８５４万円が盛られている。玉穂南小、田富中および玉穂中の３校の屋内運動場で実施する計画で、撤去作業とともに照明施設のＬＥＤ化も同時に行う計画。冬休み期間を利用して工事を進める方針で、卒業式までの整備完了を目指す。発注は各校ごとに行うとしている。
　ほか、関係費用は橋梁長寿命化修繕に９３６１万円、市道田富�T−６号線等改良に２９１５万円、公営住宅ストック総合改善に３２５８万円の事業費を計上。土地改良施設等基盤整備事業へは９７２４万円、消防施設整備事業には１８５４万円を見込んでいる。
　当初予算案主な歳出内容は次のとおり。（単位千円）
■一般会計
　【総務費】
　◆財産総合管理費＝46,998
　◆行政事務電算化推進事業＝131,669
　◆防災諸費＝25,599
　【衛生費】
　◆塵芥し尿処理事業＝128,304
　【農林水産業費】
　◆土地改良施設等基盤整備事業＝97,243
　【商工費】
　◆観光振興事業＝1,570
　【土木費】
　◆道路橋梁維持事業＝75,098
　◆橋梁長寿命化修繕事業＝93,615
　◆田富玉穂大津線道路整備事業＝142,372
　◆市道田富I-6号線等改良事業＝29,152
　◆公営住宅ストック総合改善事業＝32,584
　【消防費】
　◆消防施設整備事業＝18,545
　【教育費】
　◆学校管理費共通管理費（小学校）＝97,496
　◆学校管理費共通管理費（中学校）＝79,618
　◆田富市民プール管理事業＝9,833
　【諸支出金】
　◆まちづくり振興基金費＝100,700
■特別会計
　【簡易水道事業】
　◆簡易水道事業費＝160,181
　【下水道事業】
　◆公共下水道維持管理費＝9,381
　◆流域下水道維持管理費＝163,650
　◆公共下水道費＝401,325
　◆流域下水道費＝7,795
　【農業集落排水事業】
　◆施設維持管理費＝38,432
　◆クリーンセンター維持管理費＝20,034
　◆農業集落排水事業費＝2,500
　【田富よし原処理センター事業】
　◆維持管理費＝39,493
　【上水道】
　◆建設改良＝1,373,002