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建通新聞社
2015/03/06

【大阪】大阪市 施設一体小中一貫校整備に8・7億

大阪市教育委員会は、施設一体型の小中一貫校2校の整備に向け、2015年度当初予算案に事業費8億7100万円を計上した。日本橋中学校区の建築本体工事と南港南中学校区の実施設計を予定。建築本体工事は上半期に発注し、9月市会に契約議案を諮るスケジュールを組んでいる。
 日本橋中学校区の計画地は大阪市浪速区日本橋西1ノ7ノ6で、日本橋中学校の敷地6200平方bと隣接地(関谷町公園約1f)を合わせた敷地。浪速区の恵美、日東、日本橋の3小学校を統合するもので、既存校舎を改修して利用するほか、新校舎を建設する。
 新校舎の規模は鉄筋コンクリート造5階建て延べ5000平方b。屋上にプールを設ける。既存校舎は同造4階建て延べ4700平方b。1学年3クラス(小学校1〜2年生35人学級、同3年生以上40人学級)の規模を想定している。
 実施設計は東急設計コンサルタント(大阪市北区)が担当。17年4月の開校を目指す。総事業費は約20億円を概算。
 南港南中学校区の小中一貫校は、南港渚小学校と南港緑小学校の2校を統合し、南港南中学校に整備する計画。18年4月の開校を予定。現在、内部で基本設計を作成中で、15年度に実施設計を行う。委託先はプロポーザル方式で選ぶ。
 総事業費は15億円程度を概算。日本橋中学校区より1年遅れの工程で進捗を図る。実施設計の作成後、16年度に建築本体工事を発注する。
 1学年2クラス規模を想定。校舎は日本橋と同様に新校舎の建設と既存校舎の改修で対応する。既存施設は鉄筋コンクリート造4階建ての校舎棟などがある。計画地は大阪市住之江区南港中3ノ5ノ14。
 事業費の内訳は、日本橋中学校区の工事費6億3400万円(2カ年工事の初年度充当分)、南港南中学校区の設計委託費4100万円など。