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日刊建設タイムズ社
2015/03/16

【千葉】新年度に造成本格化/県の2工業団地/にいはる 調整池など着工

県が2017年度の分譲開始を目指している、茂原にいはる工業団地と袖ケ浦椎の森工業団地の造成が、新年度から本格化する。同事業では昨年9月補正予算で事業費を前倒しして計上。本年度から仮設道路工事や地盤改良工事に着工したが、新年度予算には2団地に28億2400万円を計上するとともに、16億9000万円の債務負担行為を設定した。
  新年度事業費の内訳は、茂原にいはる工業団地が16億1400万円とほかに債務負担行為5億3100万円、袖ケ浦椎の森工業団地が12億1000万円とほかに債務負担行為11億5900万円。
  茂原にいはる工業団地の事業費の内容は、環境影響調査1310万円(債務負担行為500万円)、仮設道路工事4900万円、地盤改良工事9億3300万円、整地工事3億5600万円(同2億8900万円)、法面工事3800万円(同5700万円)、擁壁工事4000万円、調整池工事1億1900万円(同1億8000万円)など。このうち仮設道路と地盤改良工事は本年度で発注。調整池はA、Bの2か所を設置。容量はA調整池が6万8240立方m。設計はセントラルコンサルタント(東京都中央区晴海2―5―24)が担当。B調整池は容量が1万2550立方m。設計は東洋技研コンサルタント(千葉営業所・千葉市稲毛区稲毛台町25―18―105)が担当。
  袖ケ浦椎の森工業団地の事業費の内容は、設計業務800万円、環境影響調査2244万2000円(債務負担行為1200万円)、文化財調査1020万円、仮設道路工事1700万円、地盤改良工事3億1400万円、整地工事6億9500万円(同10億3900万円)、法面工事5700万円(同8500万円)、雨水排水工事1600万円(同2300万円)など。
  茂原にいはる工業団地は、本年度で県長生土木事務所が地盤改良工、仮設道路、暗渠排水工を発注。地盤改良工は2月25日の総合評価一般競争入札で岡本組が2億4600万円(予定価格2億7865万円)で落札。仮設道路工は、その1を1月14日の指名競争入札で山崎組が4100万円(同4260万円)、その2を1月27日の指名競争入札で森興業が1970万円(同2050万円)で落札。暗渠排水工事は、その1を1月27日の指名競争入札で三浦建設工業が4450万円(同4615万円)、その2を3月3日の総合評価一般競争入札で浜谷総業が8200万円(同8794万円)で落札。その3は2月20日に一般競争入札を公告し、今月25日に開札となる。予定価格は7649万円。
  一方、袖ケ浦椎の森工業団地は、本年度で県君津土木事務所が地盤改良工、仮設道路工を発注。地盤改良工事を1月28日の総合評価一般競争入札で岡本組が2億1790万円(予定価格2億4710万円)、仮設道路工その1を昨年11月19日の指名競争入札でシバサキ建設が3650万円(同3784万円)、同その2を12月10日の指名競争入札で新興土建が4010万円(同4146万円)でそれぞれ落札した。
  茂原にいはる工業団地は所在地が茂原市下太田地先。圏央道の茂原北ICから約2・5qの位置にあり、交通アクセスなどに優れている。開発面積は約42・3haで、分譲面積は約19haを見込む。総事業費は約39億円。
  袖ケ浦椎の森工業団地はU期として整備を計画。開発テーマを「人と自然が調和する高付加価値型産業の拠点」と設定。雇用創出効果や付加価値が高い研究開発型企業、流通加工業等の立地基盤を整備するほか、京葉臨海コンビナートに集積する素材型産業や、かずさアカデミアパークに立地する研究開発型企業等と連携したマザー工場や関連企業など、付加価値の高い生産拠点の立地基盤を整備する。開発区域は約50・5haで、分譲面積は約32ha。総事業費は約56億円を見込む。k_times_comをフォローしましょう
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