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建通新聞社四国
2015/03/20

【愛媛】県内下請け業者活用で加点

 愛媛県は、入札・契約制度の改善として4月から総合評価の地域貢献度の項目に「県内下請け業者を活用した場合、5点を加点」、一般競争入札(3000万円未満)で入札不調となった場合、再発注は指名競争入札に変更。6月からは3000万円未満の防災対策工事は指名競争入札で実施。2016年度から「エコアクション21認証」を総合評価で加点評価することを決めた。
 入札・契約制度の改善点は、16日に開かれた愛媛県建設業審議会(会長・東渕則之松山大学経営学部教授)に諮り承認された。
 県内下請け業者を活用では、元請け業者が一次下請け業者を県内業者を使用、または元請け業者が県内業者で工事の全てを自ら施工する場合には、総合評価の地域貢献度に5点を加点する。
 一般競争入札の入札不調対策では、設計金額3000万円未満の工事が不調となった場合、着工の遅れなどの影響を緩和するため、再発注は指名競争入札に変更する。
 地域防災力の強化として、設計金額3000万円未満の「防災対策工事」は、地域の事情に精通した地元業者の受注機会を確保するため、指名競争入札を拡大、6月から適用する。
 環境への取り組みを評価しているISO認証業者への加点に対して、取得に費用や時間がかかることから、環境省が規格制定している「エコアクション21」の認証に対して、16年度からISO同様の加点評価を追加。配点数については今後、検討される。