トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社
2015/03/20

【大阪】府下地価 グラフロ南館6年ぶり1千万超

国土交通省が公表した2015年の地価公示結果(1月1日時点)によると、大阪府の14年1月1日から1年間の地価は、商業地で2%増(前年はプラス1・9%)と2年連続で上昇。上昇幅も若干拡大した。住宅地は0・1%(前年はマイナス0・2%)下がったが、下落幅は5年連続で縮小。府内で最も「価格の高い土地」は、1平方b当たり1010万円の大阪市北区大深町4ノ20(グランフロント大阪南館)となり、09年以来6年ぶりに1000万円を超えた。
 商業地の上昇率上位は、大阪市北区が6%、中央区が4・9%、西区と阿倍野区が4・7%、天王寺区が4・6%のプラス。都市部を中心に商業性に優れた地域やオフィス需要がある地域で地価が上昇した。下落率上位は松原市が0・9%、大阪市住之江区、西成区、此花区、羽曳野市が0・8%のマイナスとなった。
 継続調査では338地点のうち200地点で上昇(59・2%)、横ばい91地点(26・9%)、下落47地点(13・9%)となった。
 住宅地は、大阪市中央区が3・3%、北区が2・2%、天王寺区が2・1%、都島区と阿倍野区が1・8%のプラスで上昇率上位を占めた。利便性に優れる徒歩圏内の住宅地で上昇地点が多かった。一方、千早赤阪村はマイナス3・4%、豊能町はマイナス1・7%、門真市と能勢町はマイナス1・4%など、徒歩圏外の住宅地で下落する二極化傾向が見られた。
 住宅地の最高価格は14年連続で天王寺区真法院町10ノ6。1平方b当たり56万4000円で前年比2・5%上昇した。