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北海道建設新聞社
2015/03/23

【群馬】中之条町が当初予算を公開


中之条町(伊能正夫町長)は、新年度の当初予算を明らかにした。普通建設事業費は8億2828万5000円で、本年度の18億3564万7000円から10億736万2000円減(前年度比54・9%減)となった。大幅な減額の要因は、中之条小学校校舎建設の完了を受けたもの。主要事業には、ツインプラザの照明設備高効率化工事費7642万8000円を計上したほか、旧西中跡地へのスクールバス車庫新設工事費に5545万8000円を計上した。
ツインプラザはRC造2階一部3階建て、延べ床面積5818uの施設で、図書館と学習センターのほか、190席の交流ホールを備えている。
照明の高効率化では、ホールを含めた全照明のLED化と消費のピークを抑えるためのコントロール装置を設置し、使用電力の2割以上の削減を目指している。
この工事は、国のエネルギー使用合理化等事業者支援補助金を活用する予定で、採択されてから工事発注となる。
旧西中学校跡地へのスクールバス車庫新設事業では、学校の統合により空き施設となっている旧西中学校のテニスコートへS造の車庫の新設を計画。新年度に設計と工事を予定しており、詳細な規模は設計の中で確定させるが、最低でもバス7台分の広さを確保する。
当初予算には、車庫の新築設計費を含めた委託料277万3000円、工事費5545万8000円を計上している。
これらのほか、中之条小学校では普通教室棟への太陽光発電設備新設工事費1906万8000円、東校庭の改修工事費1166万4000円をそれぞれ予算計上した。
太陽光発電設備工事では、最大出力15kWの発電設備と同規模の蓄電池を新設する。同校には、すでに最大出力20kWの太陽光発電設備がある。一方、東校庭の改修では、仮設校舎の跡地を復旧する。
このほか、木質バイオマス導入に先立つ実施計画策定業務委託料648万円、文化会館耐震補強設計業務委託料1144万8000円、六合支所の耐震設計委託料118万8000円、同工事費3895万6000円、橋梁長寿命化修繕計画事業の点検調査委託料2160万円、同工事費3240万円、六合体育館耐震工事設計業務委託料280万1000円などを計上している。
なお、一般会計総額は88億7700万円で、本年度から6億9300万円の減となった。