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建通新聞社
2015/03/24

【大阪】大阪府 東大阪中鴻池住宅建替中止判断

大阪府住宅まちづくり部は、東大阪中鴻池住宅(現鴻池第2住宅)建て替えの6期事業について、事業化の中止を判断した。今後は、2015年度に旧住棟跡地の利用形態を検討。16年度に旧住棟を解体撤去した後、跡地を売却し、事業を収束させる。
 同事業は、既存住棟全23棟を10棟に集約し、6期に分け建て替える計画だったもの。これまでに1〜2号館、5〜8号館の6棟が完成。現在、9〜10号館の2棟の建設を進めており、6期事業で残る3〜4号館の2棟の整備を見込んでいた。場所は東大阪市中鴻池3ノ9ノ49他。
 ただ、14年に三座建築事務所(大阪市西区)に委託した基本設計の中で、建て替えるかどうかの判断を一括して検討した結果、入居者数が減少傾向にあるとし、建て替え中止を決めた。
 今後は、15年度に旧住棟跡地の利用形態検討業務を外注するとともに、同年度末までに施工中の5期事業を完了させる。旧住棟の解体工事は、住民の新住棟への移転完了後、16年度にも発注。その後、跡地を売却する予定だ。
 旧住棟は1963〜65年度に建設された中層耐火による鉄筋コンクリート造5階建ての全8棟330戸。跡地は約1fとなる。
 旧住棟跡地の利用形態の検討業務では残工事となる外構などの設計も行う。基本設計の作成者との随意契約を予定する。