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建通新聞社(神奈川)
2015/03/26

【神奈川】神奈川県企業庁 ダム点検にドローンの活用検討

 神奈川県企業庁は、ダムの施設点検や河川巡視などにカメラを搭載した「小型飛行ロボット」(ドローン)を活用することを計画している。当初予算で新規に小型飛行ロボット業務活用調査を事業化。356万円を計上した。
 ドローンは無人で飛行することが可能な航空機のこと。建設関係では小型のドローンを開発し、インフラの点検・検証などに活用する動きが拡大している。
 企業庁では、ダム関連の各種点検などに有効と考えている。施設点検業務では、ダムの洪水吐きゲートの背面など危険箇所を空撮映像で確認することにより、施設の確認頻度や業務の効率性の向上を図る。巡視業務では、河川のパトロールの際に、人目が届きにくい場所(中州、渓谷など)で上空からのモニターを行うことにより、パトロールの万全を期す。土砂崩れなどの確認業務では、大雨や地震による土砂崩れなどの危険箇所について、空撮で迅速な状況把握や安全確認を図る。
 15年度の調査では、企業庁の他業務への活用方法を検討するほか、「さがみロボット産業特区」の取り組みとも連携。普及機の業務活用結果などを基に企業庁の業務用に最適化(カスタマイズ)した機器の導入可能性を検討する。