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建通新聞社四国
2015/03/27

【徳島】三村地区で設計協議調印式 四国横断道

 四国横断自動車道の仮称・徳島東インターチェンジ(IC)から仮称・徳島ジャンクション(JCT)間約4・7`のうち、徳島市川内町三村地区の設計協議が合意し、24日に徳島市内で関係4者による設計協議調印式が行われた。これを受けて事業を進める西日本高速道路(NEXCO西日本)四国支社は、同地区の用地調査・交渉に着手していく考えだ。また、区間内にある対策協議会3地区のうち今回が初めての調印となり、同社では、この調印を弾みとして今後残る2地区の早期合意を目指していく。
 調印式にはNEXCO西日本の中根正治四国支社長と大内浩之徳島工事事務所長のほか、新居修川内町四国横断自動車道三村地区対策協議会会長、飯泉嘉門徳島県知事、原秀樹徳島市長の5人が出席(写真)。中根支社長や地権者らが見守る中、各代表者が設計協議確認書に調印した。
 徳島東IC〜徳島JCT間は、四国横断自動車道のうち徳島県内の高速道路としてNEXCO西日本が整備する未供用区間。新直轄方式で国土交通省が整備する阿南IC〜徳島東IC間約17・7`と連絡し、四国8の字ネットワークの一部を形成する。供用中の徳島自動車道や高松自動車道と一体となり、県南地域における広域交通ネットワークの形成、災害時の代替道路としての役割を担い、地域に安心と活力をもたらすものと期待されている。19年度の開通を目指している。
 徳島東IC〜徳島JCT間のうち、三村地区では、2013年9月の地元説明を経て、同年11月から設計協議に着手、以降複数回の協議を経て合意に至った。区間内(川内町)には同地区のほかに徳島東JCTを中心とする米津干拓地区と吉野川橋梁(吉野川左岸)までの道路区間を中心とする旭野・小松・下別宮地区の対策協議会があり、NEXCO西日本では、県、徳島市と連携しながら協議の早期合意を目指していく考えだ。