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建通新聞社四国
2015/04/01

【徳島】藍住町 文化ホール等複合施設 造成設計に

 「町文化ホール・公共施設複合化事業」(仮称)を進める藍住町は、2015年度当初予算に建設地の造成設計費を確保した。年度早々の業務着手を目指し、基本計画(基本設計)の完了を急ぐ計画だ。基本設計は管理面から外観や配置計画などの見直しを行っており、完了は早くて4月中旬になる見通し。順調なら年内の造成工事、15年度内の建築主体工事の着手に向け、必要な作業を本格化させる。
 15年度当初予算には建築設計と芝生広場造成設計の委託料として4268万円を計上。このうち造成設計には420万円ほどを確保しているが、別途外注するかなど契約方法については今後決める。各業務の推移をみて造成工事費、建築工事費の予算をそれぞれ今後補正で求めていくことになるが、設計完了が当初予定より、遅れているため、今後のスケジュールは流動的だが、造成工事費については9月以降、建築工事費については12月以降の町議会に諮る見通し。いずれにしても特別委員会など関係機関と事前に協議しながら準備を進めていく。
 施設案について、建設コストを極力抑えるため、当初は周辺に配置する施設を床面積を抑える形で必要なだけ外に突出させる複雑な外観となっていたが、管理が難しい点や保健センターの配置変更などで外観や施設配置計画を変更し設計を進めている。計画規模は鉄筋コンクリート一部鉄骨造2階建て延べ5250平方b。建設事業費は34億円(解体除く)。設計は久米設計大阪支社(大阪市西区)が担当している。
 事業は、役場庁舎東側に位置する奥野字矢上前32ノ1の町福祉センターなどの町有施設を統合し文化ホールを含む複合施設として整備する。
 解体対象は、町福祉センターのほか、町民会館、勤労青少年ホーム、緑の広場管理棟、町保健センターが691平方bなど。建設地が緑の広場となるため、同広場内にある管理棟と点在する小規模な施設以外は全て複合施設建設と駐車場整備に合わせて順次解体していく計画。
 16年度末の建物完成、外構を含めて18年度内の事業完了を予定している。