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建通新聞社
2015/04/02

【大阪】大阪府 動物愛護管理C総建設費15・3億

大阪府環境農林水産部は、動物愛護管理センター(仮称)の総建設費として15億3295万円を概算し、2016年1月にも議会案件として建築本体工事を公告する。契約議案は同年2月議会に上程。本年度末までの着工を目指す。
 計画では、食とみどり技術センター構内の敷地約1万7000平方bの東側約7000平方bを施設学習型ゾーン、西側約1万平方bを自然活用型ゾーンとし、新たな動物愛護啓発の拠点施設を整備する。併せて、府下にある動物関連施設の老朽化と狭あい化の解消を図る。
 現在、大建設計(大阪市西区)で基本・実施設計を進めており、今夏までにまとめる。
 計画規模は、施設学習型ゾーンが愛護啓発・事務管理棟、動物保護収容棟、駐車場などからなる鉄筋コンクリート造2階建て延べ約2500平方b。自然活用型ゾーンにはイベント広場、ドッグラン、散策路などを整備する。
 建設地は羽曳野市尺度1102他。
 総建設費は、15年度当初予算に4535万1000円を計上。残りを債務負担行為として、16年度に5億1294万9000円、17年度に9億7365万円を設定した。
 今後は、実施設計が完了次第、進入路の道路工事を別途発注し、建築工事に備える。
 これまでに策定した動物愛護管理推進計画によると府は、人と動物のより良い関係づくりに向け、動物愛護管理センター整備をハード面の中核的事業に位置付ける。これに伴い、既存の犬管理指導所(大阪市東成区中道1ノ3ノ62)は新施設に集約した上で廃止・撤去する。